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和装結婚式が華やぐと人気!着物のブライズメイド「天姫」とは?

#レンタル着物#和装
和装結婚式が華やぐと人気!着物のブライズメイド「天姫」とは?

花嫁さんのお手伝いをしながら結婚式を盛り上げる「ブライズメイド」は、欧米だけの文化だと思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、日本の伝統的な和装結婚式にも、ブライズメイドによく似た「天姫(あまひめ)」という文化があります。
今回は和装結婚式の天姫について、特徴・役割や準備方法などを紹介していきます。和風の結婚式を華やかに演出するために、ぜひ参考にしてみてください。

和装結婚式のブライズメイド「天姫」とは?

天姫とは、和装結婚式で活躍する日本版ブライズメイドのことをいいます。

天姫の特徴

欧米のブライズメイドは、花嫁の友人たちが複数人でお揃いのドレスを着て、当日の受付係・証人・サポート役などをすることが多いですよね。
和装結婚式のブライズメイドである天姫も、ほぼ同じように挙式の立会人の役目を果たします。

天姫が欧米のブライズメイドと異なるポイントは、天姫役が洋服ではなく着物を着ることです。
天姫は、挙式のメインである花嫁さんの和装(白無垢・色打掛など)に合わせて、華やかで優美な着物を着られます。

天姫の仕事・役割

和装の結婚式は欧米の結婚式よりも難しく思われがちですが、けっしてそんなことはありません。
天姫の役割も、結婚式の規模や参列者に合わせて、柔軟に範囲を決めていきましょう。

天姫の具体的な役割は、主に以下が挙げられます。

●結婚式の受付・準備
●花嫁さん入場の介添え・式中のお手伝い
●結婚式の証人
●余興への参加
●二次会の幹事

和装結婚式では、花嫁さんの色打掛を、参列者の前で舞いながら披露する「姫振る舞いの儀」をおこなうこともあります。
花嫁さんと一緒に天姫がステージに並んだり踊ったりすれば、さらに豪華な演出につなげることも可能です。

天姫の役目を担う人

天姫の役割を担うべき人に厳密な決まりはありません。
しかし、ブライズメイドと同様、花嫁さんの親しい友人・姉妹・親族がおこなうことが多いです。
ひと昔前は「未婚の女性」が条件とされることもありましたが、現在は既婚未婚を問わず天姫役をすることが可能です。

和装結婚式でブライズメイド「天姫」をお願いするメリット

和装結婚式の主催者(新郎新婦やご両親)が天姫役を友人や親族にお願いするメリットは、数多くあります。

花嫁さん以外にも着物を着た天姫がいることは、挙式をより華やかなお祝いムードにすることに役立ちます。

また、天姫は結婚式の準備段階から関わるため、ただ結婚式に参列するだけでなく主体的に結婚式を楽しめます。
天姫は美しい着物姿になれるので、写真撮影でも大いに盛りあがるはずです。
結婚式全体に一体感が生まれ、みなさんですてきな思い出を作れるでしょう。

和装結婚式でブライズメイド「天姫」をお願いする流れ

新郎新婦が友人や親族に天姫をお願いするときは、相手の都合も考えてしっかりと手順をふむ必要があります。
天姫役をスムーズに依頼するには、以下の手順がおすすめです。

1.準備期間に余裕を持ってメンバーに依頼する
2.お願いする範囲を明確に伝える
3.着物・小物を準備する
4.結婚式当日の流れを伝える
5.感謝を伝えることを忘れずに

1. 準備期間に余裕を持ってメンバーに依頼する

結婚式の3ヶ月前までには、「天姫として結婚式をサポートしていただけませんか」とメンバーに相談してみましょう。
天姫役は華やかな表舞台に出られる機会を得られます。
しかし、新郎新婦はあくまでもお願いする立場であることを忘れずに、謙虚な姿勢で連絡をとりましょう。

依頼された人のなかには、「天姫」と聞いてすぐにイメージが浮かばない人も多いかもしれません。
天姫の概要・かかる料金(基本は新郎新婦が負担)なども伝えて、疑問点を払拭するようにしましょう。

2. お願いする範囲を明確に伝える

天姫の細かな役割は、結婚式によって異なります。
お願いするときは具体的な内容が未定だったとしても、「受付をしてもらったり、記念写真を一緒に撮ったりしたい」などとできる範囲で明確に伝えておきましょう。

3. 着物・小物を準備する

天姫の衣装は、花嫁衣裳とのバランスも大切ですよね。
着物と小物の内容は、天姫と相談しながら決めてもいいでしょう。

とはいえ、天姫に準備の負担をかけない工夫をすることも重要です。
着物の最終注文は、新郎新婦側がおこなうのがおすすめ。
着物は自宅や結婚式場へ事前に届けてもらい、式場に人数分の着付けやヘアセットをしてもらえるよう予約しておくと、天姫が安心して式当日を迎えられます。

4. 結婚式当日の流れを伝える

「とにかく式場に来てくれれば大丈夫だから!」などと事前の説明を怠ると、お願いする相手が不安になってしまうことも…。
新郎新婦は当日までに天姫と段取りをしっかりと打ち合わせておいてください。

天姫は一般の参列者よりも早い時間に式場に来る必要があるため、タイムスケジュールも共有しておくとスムーズに進行できます。

5. 感謝を伝えることを忘れずに

結婚式の前と後には、新郎新婦から天姫へ丁寧にお礼を伝えましょう。
結婚式の直前に、感謝とお願いの気持ちを込めて、天姫へおそろいのアクセサリーをプレゼントするのもひとつのアイデアです。
式当日の写真を現像して、直筆の手紙と一緒に後日郵送すると、楽しかった思い出をふりかえることもできます。

和装結婚式のブライズメイド「天姫」の着物を用意する方法

天姫の衣装には、どんな着物がふさわしいのでしょうか?
着物選びのポイントを紹介します。

天姫にぴったりの着物の種類

和装結婚式のブライズメイドとして天姫にふさわしい着物は、「振袖」や「訪問着」が挙げられます。

袂(たもと)が長くて華やかな「振袖」には、「未婚の女性」という意味を含んでいます。既婚者は振袖を着てはいけないわけではないものの、老若男女いろいろな価値観の方が集まる結婚式では、既婚者は訪問着の方が安心できるでしょう。

また、「訪問着」は、年齢や未婚既婚も問わず、カジュアルからフォーマルなシーンまで幅広く対応できる着物です。

【よくある疑問・その他の着物はOK?】
訪問着より格が高い「留袖(とめそで)」は、新郎新婦の親族よりも着物が格上になってしまう可能性があるので、気になる場合は避けた方が無難です。
訪問着よりやや格が下がる「色無地」「江戸小紋(吉祥文様のみ)」は、略礼装として結婚式でも着られます。ただし、描かれている文様が時期や場所にふさわしいかよく確認しておきましょう。

天姫の着物は宅配レンタルがおすすめ

複数人の着物を一度に用意する場合は、宅配レンタルの活用がおすすめです。

宅配なら、式場や自宅へ配送してもらうことが可能です。
レンタル着物なら、豊富なバリエーションから自由にコーディネートを楽しめます。

検索機能を使えば、お目当ての色の着物を簡単に見つけることもできます。

結婚式用の着物は「レンタルきもの岡本」にお任せください

天姫は、和装結婚式を華やかにお祝いするすてきな役目を果たします。
せっかくなので衣装にもしっかりこだわって、楽しい思い出を作ってみませんか?

レンタルきもの岡本なら、天姫にふさわしい着物や小物一式を宅配(クリーニング不要・往復送料無料)でお届け可能です!
肌着から帯揚げ、草履、かばんまで、着付けに必要な道具をフルセットで貸し出しできるので、ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。
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また、花嫁衣装(婚礼着物)のレンタルも可能です!

こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本

正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。
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