式典やパーティーに合う着物の種類は?おすすめ絵柄と注意点もご紹介
着物| 2023.03.20

式典やパーティーには華やかでおめでたい着物で出席すると喜ばれます。
しかし、格やルールなどがわからず着物選びを不安に感じるでしょう。
式典やパーティーに着る着物は格や内容に合わせて選びます。
ふさわしい着物の種類やおすすめの絵柄をご紹介します。
着物を選ぶ際の注意点も説明します。
 

式典やパーティーなどに着るフォーマルな着物とは

式典やパーティーには内容や規模などによりふさわしい着物の格があります。
内容や開催される場所なども考慮して着物を選ばなければなりません。
式典やパーティーに合う着物について詳しく説明します。

色留袖

色留袖は身頃の裾周りに絵羽模様で柄が描かれた着物です。
絵羽模様は上前衽から下前身頃まで柄がつながり一枚の絵のように描かれています。
黒留袖と同じく最も格が高い着物です。
親族の結婚式や仲人として出席する場合は黒留袖を着用します。
色留袖は式典やパーティー、結婚式では親族・ゲストともに着用できます。
叙勲など格式の高い式典では五つ紋の色留袖を着用します。
規模の大きくない式典や祝賀パーティーには一つ紋か三つ紋の色留袖を着用します。
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振袖

振袖は20代前後の未婚の方が着用する着物です。
袖丈は長く、身頃から袖や衿につながる華やかな柄が描かれています。
色留袖と同じく最も格が高い着物です。
振袖には古典的な吉祥文様のおめでたい柄が描かれているものが多くあります。
近年はモダン柄や大正時代を思わせるレトロ柄、また色無地の振袖などさまざまなデザインも見られます。
気軽なパーティーにはモダン柄など個性的な装いが華やかで素敵です。
格式の高い式典には、古典的なおめでたい柄の振袖をおすすめします。
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訪問着

色留袖と同じように上前衽から下前まで裾周りに絵羽模様が描かれています。
色留袖と違うところは、訪問着は衿や袖にも柄が描かれている点です。
幅広いシーンで着られる訪問着は、一つ紋か三つ紋で準礼装として着用できます。
また無紋で略礼装として着ることもでき、カジュアルなパーティーやお食事会などにもおすすめです。
訪問着は一つ紋を入れておくと準礼装から略礼装までカバーできます。
小物の色を鮮やかにするとカジュアル風な着こなしになり、格式張らないパーティーにも着られます。
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色無地

黒以外の色で柄が描かれていない着物を色無地といいます。
一つ紋か三つ紋で準礼装として、一つ紋か無紋でカジュアルなお出かけ着として着用できます。
紋を一つ入れるとフォーマルとカジュアルどちらにも着られ、汎用性が高くなるためおすすめです。
着物に柄がないため帯の柄や色を合わせやすく、着物に慣れていなくても簡単にコーディネートできます。
おめでたい柄、華やかな色使いの帯を合わせてもいいでしょう。
黒以外はどんな色でも色無地として着用できますが、暗い色は主に不祝儀に着ます。

付下げ

付下げは訪問着と同じように上前衽から下前にかけて裾周りに柄が描かれています。
訪問着と違う点は袖付けや衿付けの柄がつながっていない点です。
やさしい色の付下げに礼装用の帯や小物を合わせましょう。
一つ紋で略礼装として、無紋で気軽なパーティーやお食事会に着用できます。
略礼装の着物のため、紋が入っていても格式の高い式典では不向きです。
 

江戸小紋

江戸小紋は細かい文様を型染してあり一見、色無地のように見える着物です。
原則として小紋は式典やパーティーなどフォーマルな席には着用できません。
しかし江戸小紋だけは例外とされています。
江戸小紋の中でも鮫小紋・行儀・角通しの三役と定め柄は格が高く礼装の着物として用いられます。
生活に密着した柄やユニークな柄のいわれ柄はフォーマルには着用しません。
鮫小紋・行儀・角通しの三役や定め柄は一つ紋で略礼装になります。
無紋でもカジュアルなパーティーでは着られます。

式典やパーティーに着る着物を選ぶ際の注意点

式典やパーティーに着る着物を選ぶときには、ふさわしい格かを考えなければなりません。
また周囲とつり合いがとれているかなど気を付ける必要があります。
着物を選ぶ際には次のことに注意しましょう。
 

ドレスコードを知る

式典やパーティーの招待状でドレスコードを指定されている場合があります。
ドレスコードがわからない場合は他の出席者に聞いてみるのもいいでしょう。
着物の格については次の通りです。

種類 紋の数
フォーマル 正礼装 黒留袖
色留袖 五つ紋・三つ紋・一つ紋
振袖
セミフォーマル 準礼装 訪問着 三つ紋・一つ紋
色無地 三つ紋・一つ紋
インフォーマル 略礼装 訪問着 無紋
色無地 一つ紋・無紋
付下げ 一つ紋・無紋
江戸小紋 一つ紋・無紋

平服と指定されている場合は略礼装の着物を選びましょう。
周りに合わせて釣り合いの取れた格の着物を着用します。

立場に合わせる

式典やパーティーの着物は出席する場合の立場にも合わせて着物を選びましょう。
ビジネスのお付き合いで式典やパーティーに出席するときは訪問着や色無地がおすすめです。
三つ紋か一つ紋を入れた準礼装の装いをします。
格式のある式典では三つ紋の訪問着か色無地を着用します。
 
祝賀パーティーなどでゲストをお迎えする立場では五つ紋か三つ紋の色留袖がいいでしょう。
格式のあるホテルなどでのパーティーは準礼装で出席します。
レストランなどでのパーティーには色無地か付下げ、江戸小紋がおすすめです。
こちらは一つ紋か無紋で差し支えありません。
 

シーン別おすすめの着物コーディネート

式典やパーティーの規模、内容に合わせて着物をコーディネートしましょう。
招待された際にドレスコードを確認し、ふさわしい格の着物を選びます。
着物を選ぶ際のポイントを説明します。
 

叙勲・褒章

叙勲や褒章の親授式には五つ紋の色留袖を着用します。
付き添いの場合には五つ紋の訪問着でもいいでしょう。
皇室行事では五つ紋の色留袖を最も格が高い着物としています。
一般では黒留袖が最も格の高い着物ですが、皇室では黒を忌色とするため黒留袖の着用は避けましょう。

祝賀会

勲章や褒章を受章した際にお祝いの会を開くことがあるでしょう。
受章者が感謝の会を開く際に本人が着るのは正礼装です。
三つ紋または一つ紋の色留袖を着用します。
発起人がお祝いの会を開く場合、受章者は準礼装で三つ紋または一つ紋の訪問着を着ます。
祝賀会などのゲストは主役より格上の着物を着ないように気を付けましょう。
受章者が正礼装の場合、ゲストは準礼装の訪問着や色無地を着用します。

ホテルでのパーティー

ホテルでのパーティーでは内容により多少異なります。
気軽なパーティーでは略礼装がふさわしいでしょう。
一つ紋もしくは無紋の訪問着や付下げ、色無地などをおすすめします。
格式の高いホテルでのパーティーで正礼装の場合は三つ紋、一つ紋の色留袖や訪問着を着用します。
正礼装や準礼装の場合、振袖を着用してもいいでしょう。

海外でのパーティー

パーティーの格に合わせて着物を選びます。
公式や格の高いパーティーは準礼装か略礼装で、一つ紋または無紋の訪問着や付下げ、色無地などを着用しましょう。
カジュアルなパーティーには小紋もおすすめです。
海外でのパーティーは華やかな色の小紋もよく映えます。
20代で未婚の方は華やかな振袖がおすすめです。
海外では古典柄など和を感じられる柄が喜ばれます。

カジュアルなパーティー

気軽なお食事会などカジュアルなパーティーには略礼装がいいでしょう。
無紋の付下げや色無地に華やかな帯を合わせます。
友人同士の気軽なパーティーには小紋や紬などカジュアルな着物でも素敵です。
帯揚げなど小物で遊び心を演出して楽しみましょう。

パーティーには華やかな着物をレンタルしよう

式典やパーティーに着る着物は格や内容に合わせた着物を選ぶことが大事です。
着物の格や紋、小物の合わせ方がわからないときにはレンタル着物を利用しプロに相談するといいでしょう。
パーティーの格や内容に合わせたコーディネートができます。
パーティーや式典にふさわしい着物がそろっているレンタル着物をチェックしてみませんか。

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