BLOG

四季のイベントは着物ででかけよう~卒業式・入学式編~

#レンタル着物#和装#正装着物
四季のイベントは着物ででかけよう~卒業式・入学式編~

春は出会いと別れの季節であり、入学式や卒業式といった式典があります。ご自身やお子さんの成長の節目となる大切な日には、着物で出席したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、着物には格式があるため、どんな着物を選べばいいかわからないという方も多いかもしれません。式典はフォーマルな行事であるため、着物も準礼装である訪問着が最適です。
ここでは、入学式や卒業式にふさわしい着物の種類や、色柄の選び方をご紹介します。上品で華やかな着物は、子供の門出を祝う行事にふさわしい装い。入学式や卒業式で着物を着たいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

入学式や卒業式には訪問着がおすすめ

入学式や卒業式は、本人やお子さんにとって節目の日となるフォーマルな行事です。子供たちや先生方が制服やスーツといった正装で迎えるように、和装で出席する場合も準礼装の着物がふさわしいとされています。
また、入学式や卒業式は新たな出会いや旅立ちを祝う日であるため、上品で華やかな訪問着がおすすめです。訪問着以外にも、付け下げや色無地を着用することもできます。さらに、付け下げや色無地はシンプルな着物であるため、祝いの雰囲気には色柄が豊富で華やかな訪問着が最適です。

幅広いシーンで活躍する訪問着

訪問着は、既婚・未婚を問わずに着用できる、礼装や準礼装にあたる着物。留袖の次に格式が高いとされており、フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで幅広く着こなすことができます。また、肩から裾にかけて絵羽模様といわれる柄が入っていることが特徴です。
さらに、色柄が豊富な訪問着は、おしゃれな着こなしを楽しむことができます。そのため、入学式や卒業式、結婚式をはじめ、お茶会やパーティーと幅広いシーンで活躍する、1枚あると非常に便利な着物でもあります。

色留袖と訪問着の違いは柄の入り方

色留袖は、既婚・未婚どちらでも着用できる地色が黒以外の礼装。色留袖と訪問着は見た目がよく似ていますが、柄の入り方が異なります。色留袖は裾だけの柄が描かれており、上半身には柄は入っていません。訪問着は肩から裾まで柄が広がっており、上半身にも柄が入っています。したがって、色留袖と訪問着は柄の入り方で見分けることができます。
また、色留袖は主に結婚式で新郎新婦の親族が着用する最も格の高い着物です。格が高すぎることから、学校行事には適していません。そのため、見た目が良く似ている色留袖と訪問着ですが、学校行事着用する場合は訪問着を選びましょう。

入学式・卒業式での訪問着選び 3つのポイント

着物はマナーに沿った着こなしが重要です。色柄や合わせる小物で印象が大きく変わりますので、式典の雰囲気にふさわしい色柄や小物を選びましょう。ここでは、入学式や卒業式にふさわしい色柄や小物の選びのポイントをご紹介します。

派手な色柄は控える

入学式や卒業式では、派手な色柄は控えましょう。というのも、入学式や卒業式の主役は子供だからです。そのため、出席する母親は控えめな装いが最適です。
例えば、結婚式ではウエディングドレスの色である白はマナー違反とされているように、式典でも主役より目立ってしまうことがないよう、シーンにふさわしい色柄選びが大切です。

袋帯で二重太鼓結びにするのが最適

訪問着には、礼装用の袋帯を合わせます。袋帯は両端が袋状になっており、二重太鼓結びにすることで、格の高さを表すことができます。金糸や銀糸の量が多いものはフォーマル、少ないものはカジュアル向きです。
式典はフォーマルなシーンであるため、金糸や銀糸を用いたものを選びましょう。金糸が多過ぎると目立ってしまうため、淡い色の帯で上品に着こなすのがおすすめ。また、文様もシーンに合ったものを選びましょう。吉祥文様や有識文様、正倉院文様といった伝統的な古典文様は格式高い文様であるため、式典に最適です。

長襦袢や半衿は白を選ぶ

フォーマルなシーンでは、着物の下に着用する長襦袢や半衿は白を選ぶことがマナーです。式典はフォーマルなシーンであるため、訪問着や帯と同様に、派手な色柄は避ける必要があります。

淡い色の訪問着で上品かつ華やかに

入学式や卒業式は、子供の門出を祝うおめでたい行事です。そのため、派手になりすぎず、おめでたい雰囲気にふさわしい淡い色の訪問着で上品に着こなすのがおすすめです。

入学式はピンクや若草色で春の装い おすすめは3種類

入学式は、新たな出会いや明るい未来を祝する日。そんなおめでたい雰囲気にぴったりな、明るく華やかな春らしい色がおすすめです。特に以下の3種類を押さえておくと安心です。

ピンク色

ピンクは、最も春をイメージさせる色です。可憐で優しい印象を与え、新生活を祝う気持ちを表現することができます。

クリーム色

どんな人にも合う万能な色です。地色が控えめなので、華やかな柄や帯を合わせるのがおすすめです。

若草色

入学式は、桜が咲く季節。若草色は、桜の風景にもとてもよく映える、春の訪れを感じさせる色です。上品で優しい雰囲気になります。

卒業式はグレーや水色で落ち着いた印象に

卒業式は、別れを惜しみ、感謝の気持ちを表す日。そのため、上品で落ち着いた寒色系の色がおすすめです。こちらも、以下の3種類を押さえておくと安心です。

グレー

品格があり落ち着いた色であるグレーは、別れや旅立ちの日に最適です。色ものよりもモノトーンが好きな方におすすめ。地色が落ち着いた色合いであるため、柄や帯で華やかさをプラスしましょう。

水色

華やかで上品な印象を与えてくれる水色。明るめの色なら、より華やかで春らしく。グレーがかった水色なら、より落ち着いた印象になります。金糸を用いた袋帯をあわせて、感謝の気持ちと祝いの気持ちを表しましょう。

藤色

春らしさがありながらも、落ち着いた気品溢れる色です。知的で上品な印象が、卒業式の雰囲気によく合います。

季節感のある花柄やおめでたい柄がおすすめ

訪問着の柄に決まりはありませんが、季節感のある柄や、お祝いのシーンふさわしい柄がおすすめ。また、インパクトのある大振りな柄よりも、華やかで品格のある小ぶりな柄が最適です。春にふさわしい桜や、梅、椿、菊などの花柄は、華やかな印象を与えてくれます。その他、古典柄やおめでたい柄の定番である松や竹などがおすすめです。

帯や小物を変えて雰囲気の違った着こなしを楽しむ

入学式と卒業式のどちらも着物で出席する場合、同じ着物でも良いのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。どちらも春の学校行事ですので、同じ着物で出席しても問題ありません。しかし、同じ式典でも意味合いの異なる日です。
また、写真を撮って思い出を形に残すことも多いことでしょう。そのため、小物で雰囲気を変えるのがおすすめ。「着物1枚に帯3本」という言葉があるように、帯は印象を大きく変える小物です。それぞれの式典の雰囲気に合わせて帯の色柄を変えることで、雰囲気の違ったコーディネートを楽しむことができます。

まとめ

ご自身や子供の成長の節目である入学式と卒業式。上品で華やかな着物は、大切な日にふさわしい装いです。また、入学式と卒業式は、子供が成長するたびに何度も訪れる行事です。同じ着物でも帯や小物を変えれば違った雰囲気の着こなしができますが、レンタルであれば手軽に異なる着物で式典に出席することができます。特に、兄弟姉妹がいらっしゃる方は式典に出席する機会が多いため、気軽に好きな着物を選べるレンタルの活用がおすすめです。レンタルきもの岡本では、往復送料無料でレンタル可能です。式典やその年の雰囲気に合わせた着物をレンタルきもの岡本で選んで、祝いの気持ちを最大限の表現してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本

正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。
おすすめ記事 RELATED