四季のイベントは着物ででかけよう~正月・初詣編~
着物| 2019.12.20

着物はハレの日に最適な装いで、新年をお祝いする日であるお正月もハレの日にあたります。また、お正月と言えば日本ならではの行事、初詣があります。新しい1年の始まりは着物を着て華やかな気分で迎えるためにも、思い出作りにも着物は最適です。
しかし、着物は種類が多く格式があるため、選び方が難しいと感じる方も多いかもしれません。そういった方にとっても、お正月や初詣は着物を着る絶好の機会です。
ここでは、お正月や初詣に最適な着物の種類や、色、柄の選び方をご紹介します。華やかで気品溢れる着物は、お正月や初詣のおめでたい雰囲気にふさわしい装いです。今年のお正月は着物で迎えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

お正月や初詣が着物初心者に最適である3つの理由

お正月や初詣は、初めて着物を着用する方や普段は着物を着る機会がない方でも挑戦しやすいため、おすすめの行事です。それには3つの理由が挙げられます。

お正月は格式に囚われず好きな着物を選べる

着物は、フォーマルなシーンである結婚式や成人式での着用が多い装いです。そのため、立場やシーンによって、ふさわしい格や着物の種類が決められています。
しかし、お正月や初詣の着物には、格式や種類の決まりがありません。そのため、お正月や初詣は、難しい格式を知らなくても、お好きな色や柄の着物で、コーディネートを自由に楽しむことができます。

初詣は着物の人が多く目立ち過ぎない

着物を着てお出掛けをしたいけれど、目立ってしまうことに不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お正月や初詣では、着物の方が普段よりも多いため、比較的目立ち過ぎるということもなく気軽に着物を楽しめる行事と言えます。そのため、お正月や初詣は、初めて着物でお出掛けをする方にとっても絶好の機会です。

お正月の風景に和の装いである着物はよく合う

華やかで気品溢れる着物は、新年という節目に最適な装いです。日本の伝統的な行事であるお正月や初詣を着物で迎えることで、日本の文化を実感するきっかけとなり、より一層楽しむことができます。また、初詣は神社やお寺に参拝するものですので、和の装いである着物は風景にもとてもよく合います。

お正月や初詣にふさわしい着物の選び方

お正月や初詣の着物には、格式や種類の決まりはないため自由に選ぶことができます。しかし、厳格な決まりはなくとも着物は種類が多く、何を着たら良いかお悩みの方も多いかもしれません。ここでは、お正月や初詣のシーンに合わせた着物をご紹介します。

【フォーマル】
・振袖:未婚女性が着用する第一礼装
・訪問着:既婚、未婚問わず着用できる略礼装
・色無地:訪問着のように使用できる色のある無地の着物
・付け下げ:訪問着よりもシンプルな柄のフォーマルな着物

【カジュアル】
・小紋:全体に柄が広がる華やかな着物
・紬:普段着やおしゃれ着として着用できる着物

目上の方や親族が集まる場や行事に足を運ぶ場合は、フォーマルに該当する着物が好ましいと言えます。未婚の若い方は振袖、既婚の方は訪問着がおすすめです。成人式で着用するイメージが強い振袖ですが、お正月も着用できます。また、お正月の着物の着用シーンで最も多いのは、初詣や挨拶まわりです。初詣や挨拶まわりでは、格式ばらずカジュアルな着物が適しており、その中でも最もおすすめする着物は小紋です。ここでは、小紋がお正月に最適な着物である理由をご紹介します。

初詣におすすめの着物は小紋

小紋は、華やかさと親しみやすさを兼ね備えていることから、お正月や初詣といった華やかなシーンに最もおすすめの着物と言えます。

華やかな柄がおめでたい日にふさわしい

小紋は、着物全体に小さな柄が広がっている華やかな着物。また、小紋は色や柄の種類も豊富なので、合わせる帯や小物でコーディネートを楽しむことができます。ご自身の雰囲気や気分に合わせて自由に選べるだけでなく、華やかな装いであるため、新年を祝うお正月に最適です。

ほどよくカジュアルに着こなせる

小紋は礼装ではなく、普段着やおしゃれ着として使用される着物。そのため、結婚式や式典には不向きですが、食事会や参拝、気軽なパーティにも最適です。家族や友人と初詣に行く場合など、フォーマルになりすぎずに着物を着たいという方に適しています。

初詣は、電車で移動する方も多く、たくさんの人で賑わっていることが考えられます。小紋は動きやすい着物であるため、初詣にも最適です。次に、お正月や初詣にふさわしい色や柄の選び方をご紹介します。

お正月には縁起のいい柄が最適 暖色系の明るい色で華やかに

お正月は、新年を迎えるおめでたい日。明るい色の着物は、おめでたい雰囲気にぴったりです。また、お正月は冬の真っただ中の寒い時期ですので、涼しげな印象の強い寒色系よりも、あたたかな印象を与える暖色系がおすすめです。地色が落ち着いた色の場合は、明るい色の帯や小物を選ぶことで、気品溢れる華やかな装いになります。
また、着物の柄には様々な意味が込められていますので、1年のはじまりであるお正月には縁起のいい柄の着物が最適です。ここでは、新年を祝う日にぴったりな和の風情溢れる柄をご紹介します。

松竹梅

古くから日本で親しまれる代表的なモチーフ。寒さに耐えて緑を保つ「松」、極寒の中でもまっすぐに伸びる「竹」、寒さの残る時期からいち早く花を咲かせる「梅」の3つを合わせた縁起のいい柄として広まりました。まさに、お正月というおめでたい1日にふさわしい柄と言えます。

宝尽くし

打ち出の小槌や宝やく、宝剣、などの宝物を集めた文様。吉祥模様のひとつとされています。福徳を招く縁起のいい柄として、松竹梅とともにお正月を代表するおめでたい柄です。

鶴・亀

「鶴は千年、亀は万年」という言葉もあるように、長生きすることで知られる鶴と亀。そのことから、不老長寿を象徴する柄として親しまれています。

鳳凰

平和な世界の実現を象徴する、伝説の鳥。優雅で鮮やかな文様であることから、ハレの日にふさわしい柄として親しまれています。

熨斗

神へのお供えものとされる熨斗鮑を元にした文様。古くから縁起のいい柄として、世代を問わず人気があります。

末広がりの形をしていることから、将来の繁栄を意味しています。明るい未来を願う扇は、おめでたい席にふさわしい柄です。

群れとなって行動することから、一族繁栄や家内安全を象徴する吉祥文様のひとつです。丸みを帯びた形をしている雀は、縁起のいい鳥とされています。

牡丹

百花の王と呼ばれる牡丹は、着物の花柄として桜と同じくらい人気を誇る柄です。豪華な花びらがとても華やかで、お正月の雰囲気によく合います。

水仙

寒さに耐えて冬に花を咲かせる花であることから、強さや長寿を表すおめでたい花とされています。可憐な花が、上品で華やかな印象です。

まとめ

日本の伝統的な行事であるお正月と初詣は、着物で出かけることで、より華やかな気分で1年を迎えることができます。また、フォーマルなシーンである結婚式などとは異なり、格や種類の制限がなく、好きな着物を自由に楽しめることも魅力の1つです。
お正月と初詣は毎年行われる行事ですが、レンタルであれば、面倒なお手入れやクリーニングが不要なため、気軽に着物でお出掛けができるだけでなく、毎年異なる着物で初詣に行くことができます。そのため、着物のレンタルを活用し、その年に合わせて自分にぴったりの着物選びを楽しんでみてはいかかでしょうか。

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