【入籍前の両家顔合わせ】和装にする際に気を付けるポイントとは
2021.9.8
振袖
婚約が決まった際に欠かせないのが、入籍前に行う両家の顔合わせ。結婚前に行う儀式には、顔合わせの他に結納もあります。相手方の家族に失礼がないようにするためにも、顔合わせと結納の違いや顔合わせのタイミング、流れ、和装する際の注意点について事前に確認しておきましょう。
本記事では、顔合わせの前に知っておきたいポイント、和装する際に気をつけるポイントについてご紹介していきます。入籍を控えている方やこれから婚約する方は、ぜひ参考にしてみてください。
入籍前に行う両家の顔合わせとは?
入籍前に行う両家の顔合わせとは、一般的には二人の結婚が決まってから、両家があいさつを兼ねて開く食事会のことを意味します。とはいえ顔合わせは、単に食事をするだけではありません。結納や結婚式などにおいて、両家の意向を調整したり、当日までにお互い親睦を深めたり、今後の段取りについて話し合う場でもあります。
また入籍とは戸籍に籍を入れることであり、二人だけで行う事柄ではありません。実際に昨今は個人の意思が尊重されるようになっており、以前よりも入籍における形式や厳格な縛りは少なくなってきているのも事実ですが、昔ながらの段取りや形式にこだわるご家庭があるのも事実ですので、人生の大きな区切りにもなる入籍や顔合わせの際には注意が必要です。
実際に婚姻届を出して二人が夫婦の間柄になれば、双方の家族も親族関係になるので、親御さんや親戚等も入籍について、事前に把握しておきたいと思うのが一般的です。
入籍前の顔合わせで知っておきたいポイント
上記でご紹介したように、ご家庭によっては昔ながらの段取りや、形式にこだわるご家庭があるのも事実です。そのため以下の、顔合わせに際してのポイントを確認しておきましょう。
顔合わせのタイミングはいつがいい?
顔合わせをすることで事前に両家を理解しておくことが重要です。そのため顔合わせは入籍の後ではなく、入籍の前に行うのが一般的です。とはいえ入籍の前ならいつでも良いというわけでもなく、入籍の半年から3ヶ月前程度の段階で行うのが、目安とされています。
顔合わせで行うこと
顔合わせでは、結納や結婚式などにおいて、両家の意向を調整したり、当日までにお互い親睦を深めたり、今後の段取りについて話し合う場でもあります。そのため単に食事を楽しむだけではなく、今後のスケジュールについて話し合うケースが一般的です。
この段階で相手方の意向など事前に確認しておくと良いでしょう。また相手方の質問等にも対応できるように、入籍や結婚について事前に調べておくと、スムーズに話し合いができます。
結婚が決まってから顔合わせ、入籍までの大まかな流れ
結婚が決まってからは、いくつかの段階を踏んで入籍まで進めるのが一般的です。主な流れとしては、プロポーズ・婚約、相手方の実家への挨拶、指輪や記念品の購入、両家の顔合わせ、入籍のようなケースが一般的です。
この流れは一般的な流れであり、二人の間柄や両家の関係性(元からの知り合いなど)、スケジュールが合わないなどによって異なるケースもあります。そのためあくまでも一般的なケースとして押さえておき、柔軟に対応できると良いでしょう。
プロポーズ・婚約
プロポーズされる、プロポーズして婚約が決まれば、プロポーズしたことを家族などに報告し相手方の実家へ挨拶に行きます。婚約が決まった段階で、訪問する日時や都合についても確認しておくと良いでしょう。
相手方の実家への挨拶
相手方の実家への挨拶は、まず女性側の実家へ行き挨拶をし、その後男性側の実家へいくケースが一般的です。これは女性側の姓が変わるケースが多いからですが、逆の場合ももちろんあります。
女性はワンピースなどの露出が少ない上品な服装、男性はセットアップやスーツなどのきちんとした服装が好ましいでしょう。
指輪や記念品の購入
相手方への挨拶が済み入籍の目処が立ったら、指輪や婚約の記念品を購入します。また指輪や記念品は両家の顔合わせの際にお披露目する場合もあるので、スケジュールを確認して購入しておくと良いでしょう。特にオーダーの指輪等は制作に時間がかかることもあるので、注意しておきましょう。
両家の顔合わせ
プロポーズ・婚約、相手方の実家へ挨拶、指輪や記念品の購入と進んだら、いよいよ両家の顔合わせです。食事をしながら結婚までの段取りを話し合い親睦を深めていきましょう。
このタイミングで購入した指輪や記念品を両家揃ってお披露目します。そして晴れて入籍となります。またこの際に着用する和装については、この後詳しくご紹介します。
顔合わせで和装する際に注意するポイント
顔合わせまでには上記のような流れがあり、その中でも特に注意しておきたいのが顔合わせの際に着用する和装についてです。
顔合わせと結納の違いについて
まず顔合わせと混同しやすい行事に結納が挙げられますので、それぞれの違いについて確認しておきましょう。
結納とは、仲人(親戚や職場の上司など)を立てて両家が結納品や結納金などを贈り合う儀式のこと。また正式に婚約が成立したことを証明する場でもあります。結納は日本の伝統的な婚約の儀式であり、上記でご紹介した顔合わせよりも形式に沿って行われ、厳格な儀式です。
そのため女性はもっとも格の高い、正礼装である「振袖」、男性も正礼装である「五つ紋付き羽織・袴」で格を揃えるケースが一般的です。昨今は形式に縛られすぎず入籍まで進めるケースが多くなっており、結納しないケースも増えています。
結納が厳格なイメージで服装にも縛りがあり行わないケースもある一方で、顔合わせはほとんどの場合行われるイベント。また顔合わせは今後のスケジュールや両家の親睦を深めるのが目的なので、儀式的な結納に比べると比較的カジュアルな場です。そのため服装も比較的自由なのが特徴です。
洋装の場合は、女性はワンピース、男性はスーツなど、きちんとした服装がふさわしいです。
「結納の席にぴったりの着物とは?」の記事はこちら
顔合わせの際には「振袖」か「色留袖」の和装を
結納に比べ服装の厳格な縛りがない顔合わせは、洋服でも問題ないとされています。しかし祝いの席ということもあり、振袖か色留袖を着用するケースが多くなっています。特に振袖は未婚女性の第一礼装のため華やかで、顔合わせをはじめとする祝いの席には相性の良い服装です。そのため顔合わせで和服を着用したい場合には、おすすめの着物です。
和装の格には注意しよう
振袖は祝いの席をより華やかで思い出深いものにするためにも最適ですが、その一方で第一礼装にあたる振袖は格が高い特徴があります。そのため顔合わせの前に振袖を着用したい旨を両家に伝えておくと良いでしょう。
実際、以前ほど格の違いにこだわるケースは少なくなってきてはいるものの、相手方の意見なども参考にし、和装の格には念のため注意しておくとトラブルなく顔合わせを進められます。
まとめ
本記事では顔合わせ前に知っておきたいポイント、和装する際に気をつけるポイントについてご紹介してきました。入籍を控えている方はぜひ参考にして、思い出深い顔合わせになるようにしてみてください。
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