年齢に合った着物を選び続けるためには、購入よりもレンタル着物がおすすめ
2019.8.22
着物
着るべき時期や種類がある
着物は、成人式をはじめ、結婚式のお呼ばれや結納の席、お子様が生まれた際のお宮参りや親族に不幸があった際など、様々な機会で着られます。そのときに、どのように着物を準備されるでしょうか。
成人式などでは、ハレの舞台だからと振袖を購入される方も多いかと思います。ですが、その後購入した着物を着る機会はどのくらいあるでしょうか。成人式に一度だけ、または友達の結婚式にもう一度だけしか着なかった、というケースはとても多いものです。
振袖を購入するときに、いつか着るだろうとお考えの方もいらっしゃいますが、振袖はいつまでも着られるものではありません。演歌歌手などは年齢や立場を問わず、豪華なステージ衣装として身に着けていますが、本来は未婚の若い女性が着るものです。たとえ独身だからといっても、20歳の頃に選んだ派手な色合いやデザインのものが、40代、50代になって似合うかというと難しいものがあります。
洋服のデザインや色を年齢によって変えていくように、着物も年齢や着るシーンに合わせて変えていくのがベストです。着物は洋服に比べても高価であり、今の時代は着る機会も極端に少なく、保管や手入れの手間もかかるものですので、必要に応じて気軽にレンタルするのがおすすめです。
シーンや季節に合わせて選ぶ必要がある
洋服にもカジュアル、ビジネス、フォーマルといったすみ分けがありますが、着物はより厳格で伝統的なルールや風習があります。
これを守らずに、持っているものをとりあえず着たり、TPOを問わず気に入った一着を着ていたりすれば、礼儀知らずやマナー知らずと思われてしまいます。
たとえば、親族の結婚式なら新郎・新婦との関係の近さに応じて留袖や色留袖、近親者の葬儀の席なら喪服でないとなりません。お茶会や観劇、新年会などの華やかなイベントには訪問着、ちょっとした街歩きなら付下げを選びます。
季節によっても着るものが異なってきます。6月と9月は単衣という裏地のない涼しいタイプを着るのが基本です。そして、6月は初夏や梅雨を思わせる柄や夏らしい柄のものを選ぶのがおしゃれです。9月の単衣なら秋らしい色合いや柄を選びます。
たった1ヶ月だけのために用意する必要があるのが単衣であり、なおかつ、その1ヶ月の間に何度その着物を着る機会があるか分かりません。購入して一度着たきり、お蔵入りというケースは往々にしてあります。
夏は絽や紗の薄手の生地で作ったものが風流であり、カジュアルなシーンなら浴衣という選択肢もあります。
それ以外の季節は袷という裏の付いたタイプを選びますが、その際も季節やTPOに合わせた柄を選ばなければ、恥ずかしい思いをしかねません。お祝いの席なら宝船や松竹梅、春なら桜や梅、秋ならモミジの柄など、シーンと季節に合った柄を選びます。
色合いも季節に合わせた色を選ぶとともに、年齢に応じて、若い頃は明るめの色、年齢を重ねるにつれ落ち着きある色合いを選ぶのが基本です。帯やバッグ、草履や帯締めといった小物類も季節や年齢に合わせて選ぶ必要があるので、購入するとなれば費用もかさんでしまいます。
このように着物はシーンや季節、年齢に合わせて選ぶ必要があるので、購入するのではなくレンタルがベストです。
着物は洋服と異なり、買ってからも手間がかかるのが大きな違いでもあります。桐の箱に入れて湿気から守る、定期的に陰干しをする、汚れたら専門のクリーニング店でないと対応できないなど、保管するにも手間がかかるため、レンタルが便利です。
まとめ
着物は年齢やミス・ミセスなどによって選ぶべき種類や柄、色合いなども変わってきます。
その度にほとんど着る機会のない高価なものを買うより、レンタルがお得です。近年は着物を着る機会が減っているからこそ、ここぞという際はぜひ着物を着てみましょう。
こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
- 京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。