コロナが収束したら着物で出かけたい!~四季別京都おすすめスポット~
2020.6.9
着物
目次
コロナで慌ただしい近況ですが、一旦は自粛要請も解除され少しずつ収束に向かっています。コロナの関係で自粛を余儀なくされていた方も、収束した後にはお出かけプランを立てて楽しみを作ってみてはいかがでしょうか。
日本各地にさまざまな観光地がありますが、中でも特に人気なのは京都。そして京都に出かけるのであれば、その風情をより楽しむためにも着物で観光地を巡るのがおすすめです。
今回は着物を着てゆったり散策が楽しめる京都のおすすめスポットを四季別にご紹介いたします。合わせて四季別におすすめの着物コーディネートについてもお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
着物姿で京都ならではの四季折々の風景を楽しめながらゆったり散策しましょう。
【春】京都の風景を着物で散策したいおすすめスポット3選
春の醍醐味と言えば桜。桜観賞(お花見)は春の京都観光に欠かせないことですね。ここではそんな春に着物で出かけたい、京都のおすすめスポットを3つご紹介いたします。
①清水寺
京都の祇園にある観光地といえば清水寺というイメージが大きいのではないでしょうか。特に春は本堂を取り囲む1,000本以上のヤマザクラやソメイヨシノといった桜は美しく、清水の舞台から見下ろす景色は圧巻。
また夜の特別拝観期間はライトアップされているため、日中とは違った幻想的な桜を見られるのも魅力です。
②平安神宮
平安神宮は平安遷都を記念して創設された神社です。東西南北の各方面に庭つきの神苑があり、なかでも「平安の苑」と呼ばれる南の神苑は八重紅しだれ桜が有名です。
また平安の苑に面している栖鳳池に水鏡として映る桜は、とても幻想的な景色。さらに平安神宮のシンボルともなっている高さ24mの大鳥居の前では、着物姿での写真撮影に絶好のスポットです。
③哲学の道
哲学の道は「日本の道100選」にも選ばれた、桜のトンネルが特徴的な道です。この名称は、哲学者の西田幾多郎やその弟子たちが思索にふけりながら歩いたことが由来しています。琵琶湖の疎水分線に沿った約2kmの道に桜が続いているため、散策しながら桜の景色を楽しめます。特に桜のトンネルの中での、着物姿は写真映えすること間違いなしです。
春の京都におすすめの着物コーディネート
春の京都で着用する着物は、淡いパステルカラーがおすすめです。そして桜の名所が多い京都であれば、桜が描かれた着物がおすすめでしょう。
しかし着物のルールとして、先の季節を表現する柄を身にまとうことが良いとされています。そのため桜が咲ききってしまう前に着用するとベスト。
カジュアルなシーンではそこまで気を使う必要がありませんが、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。そのほかにも蝶や新芽を表現している柄も相性バッチリです。
【夏】京都の風景を着物で散策したいおすすめスポット3選
古都京都も、夏になると春とはまた違った印象を受けますね。ここでは夏に着物で出かけたい、京都のおすすめスポットを3つご紹介いたします。
①聖寿院
聖寿院が夏におすすめの1番の理由は、夏にしか見られない風鈴による景色です。毎年7月1日〜8月30日までは「風鈴まつり」が開催され、境内にたくさんの風鈴が出現します。日本の夏の風物詩である風鈴と着物の組み合わせは最高ですね。暑い日でも風鈴の音色で癒されるおすすめのスポットです。
さらに聖寿院にはSNSで一躍人気となった「幸せを呼ぶハートの窓」があります。可愛らしい景色の中で素敵な写真がたくさん撮れるでしょう。そして、カップルにも楽しめるデートスポットですので、ぜひ好きな人と一緒に散策し、素敵な思い出を作りましょう。
②鴨川
夏に鴨川に訪れるのであれば夜がおすすめです。京都の繁華街を流れる鴨川はそれだけで趣がありますが、夏の夜は川沿いにたくさんの飲食店が並び、水面に映ったその灯りはとても幻想的です。
また着物で訪れることで、納涼気分を味わえるでしょう。夏限定で川のそばに納涼床が出現するため、食事もゆっくり楽しめる点も外せない魅力です。
③竹林の道
竹林の道は嵐山エリアにある有名な観光スポットです。圧巻するほどの高さを誇る竹が一面に広がる約400mの道は、暑さも忘れるほどの美しい緑。
竹の間からの木漏れ日は、美しい着物姿をより一層引き立ててくれること間違いありません。特に晴れている日の昼間に訪れてほしいスポットです。
夏の京都におすすめの着物コーディネート
夏は暑さを感じさせないシャーベットカラーや寒色、モノトーンの着物がおすすめです。
紫陽花や朝顔のような夏の草花、竹や笹のような緑も良いでしょう。
9月に差し掛かるあたりであれば、季節を先取りして楓やトンボのような柄を取り入れてみると粋ですね。涼しさを演出できるような色柄を選んでみましょう。
【秋】京都の風景を着物で散策したいおすすめスポット3選
秋といえば紅葉の季節。暑くもなく寒くもない、お出かけにはちょうど良い季節ですね。
ここでは秋に着物で出かけたい、京都のおすすめスポットを3つご紹介いたします。
①嵐山
嵐山は正確にはエリアの名称ですが、一括りで観光地として認識されていることが多いです。そして嵐山といわれて思い浮かべるのは、渡月橋。壮大な紅葉に囲まれた橋、そして水面に映る美しい紅葉は写真だけではその美しさを伝えるのが難しいほど。橋だけでなくたもとからみる紅葉も絶景です。
さらに紅葉を楽しみたい場合は嵯峨野トロッコ列車がおすすめ。トロッコ列車に揺られながら、美しい紅葉を楽しめます。さらに夜にはライトアップもされるので、より幻想的な世界に。紅葉に囲まれた中で撮る着物姿の写真は思い出深いものになるでしょう。
②伏見稲荷大社
京都の神社といえば、伏見稲荷大社はマストですね。特に奥社に通じる千本鳥居は最も有名。着物で歩くのは少々大変かもしれませんが、千本鳥居を楽しめる簡単なルートもあるのでご安心ください。
しかし登りきった先にある山からみる紅葉の景色は、言葉では表現できないほどの絶景です。伏見稲荷大社に着物で行くだけでも京都を楽しめますが、千本鳥居を背景に写真を撮ると、より一層京都へ行った思い出が強く残るでしょう。
③清水寺
桜の季節である春にもおすすめの清水寺ですが、実は秋も特におすすめのスポット。一面桜だった春から一変して、秋は壮大な紅葉に囲まれた景色が見られます。秋もまた、清水の舞台から見下ろす紅葉の景色は言葉を失ってしまうほどでしょう。日本の情緒を体感できるスポットには、ぜひ着物で訪れたいですね。
秋の京都におすすめの着物コーディネート
秋といえば紅葉というように、紅葉をイメージする真紅や茶色、橙の着物がおすすめです。秋でも草花の柄は豊富で紅葉だけでなく萩や撫子、山茶花のような柄も良いでしょう。大人びたシックな着物を纏うことで、秋の京都にぴったりのコーディネートになりますね。
また、11月下旬になると寒さが進みますので、出発前に気温を把握ておきましょう。寒い時、コートや羽織を着る、マフラーを持って行くのがおすすめです。
【冬】京都の風景を着物で散策したいおすすめスポット3選
冬は寒くて出かけるのが億劫に感じることもあるかもしれません。しかし京都の違った一面が見られるのは冬ならではの特権です。ここでは冬に着物で出かけたい、京都のおすすめスポットを3つご紹介いたします。
①金閣寺
金閣寺といえば修学旅行定番のスポット。黄金色に美しくたたずむ金閣寺ですが、その美しさを一層引き立てるのが雪です。黄金色と白銀のコントラストはとても神秘的な景色を生み出します。
雪が積もった後の晴れの日という、限られたコンディションの中でしか見られない景色。しかし雪がなくても冬の澄んだ空気の中で見る金閣寺は、他の季節にはない不思議な雰囲気を醸し出しています。より金閣寺が美しく見える季節に、着物で訪れてみてください。
②竹林の道
夏にもおすすめしたスポットでもある竹林の道ですが、夏とは正反対の冬に訪れるのもおすすめです。寒い時期でも竹の緑は衰えを知らず、冬独特の澄んだ空気の中でより洗練された姿を見せてくれます。また12月になるとライトアップされるため、暗くなるのが早い冬には幻想的な景色を存分に楽しめるでしょう。
また雪が積もった日には、竹の鮮やかな緑が雪化粧で神秘的な空間を生み出します。
ライトアップや雪化粧を施した竹林の中を着物姿で散策してみたいですね。
③貴船神社
貴船神社は京都でも山奥に位置する神社であるため、雪が積もりやすい特徴があります。
鮮やかな朱色の鳥居をくぐった先には、同じく鮮やかな朱色を纏う灯篭が続いています。
この景色に雪が加わると、なんとも幻想的な空間に迷い込んだような気がしてくるほどです。緑と朱色がメインの景色であるからこそ、冬の特に雪が降った後にはおすすめの絶景スポットです。
冬の京都におすすめの着物コーディネート
自然の色が少なくなってくる冬だからこそ、着物は華やかにしたいですね。冬は基本的には鮮やかな色合いの着物を選ぶことで、京都の景色をより一層引き立ててくれます。
柄でいうと、松竹梅や菊が冬の着物におすすめです。他の季節よりもゴージャスなコーディネートがしやすいのも冬の特徴です。
また、冬に入ると京都の気温がぐっと下がりますので、首元、手元、足元の防寒対策にも忘れないで下さいね。防寒対策についてこちらの記事にご参考ください。
まとめ
今回は四季別での京都のおすすめスポットをご紹介してきました。今のご時世コロナの影響もあり、せっかくの旅行やお出かけもなかなかいけない時期ですが、収束後に出かける予定を立てておいてはいかがでしょうか。ぜひコロナが収束したのちは、今回ご紹介したスポットやコーディネートを参考に、古都京都で着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンタルきもの岡本であれば豊富な仕立ての中から、京都の各スポットと季節に最適な着物のコーディネートを提案いたします。さらに着物だけでなく帯や小物も豊富に取り揃えているので、素敵なお出かけ時間を楽しめるお手伝いをさせていただきます。
ぜひコロナが収束したら、着物姿で京都旅行を満喫しましょう。
こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
- 京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。