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着物の着崩れ防止対策と着崩れたときに自分でできる直し方を紹介

#レンタル着物#和装
着物の着崩れ防止対策と着崩れたときに自分でできる直し方を紹介

京都観光や七五三、成人式、お祝いの席など着物を着るイベントはさまざまです。そんな時、時間がたつにつれて着崩れが起こってしまい、着崩れで悩んだ経験がある方は多いでしょう。
そのようなときは、着崩れの原因や着崩れの防止対策を知っておくことが重要です。また着崩れした際の直し方を知っていれば、お出かけやイベントの際にも安心です。
ここでは着崩れが起きてしまう原因をはじめ、着物を着る際の着崩れ防止対策や自分でできる直し方についてご紹介していきます。

着物の着崩れを起こしてしまう4つの原因とは?

主に次の4つが、着物の着崩れを起こす原因です。
・着物の補正ができていない
・腰紐を締められていない
・歩幅や所作が大きすぎる
・曖昧な知識で着付けている
主に上記の4つが、着物の着崩れを起こしてしまう原因として挙げられます。

着崩れしないための注意点と防止対策について

上記でご紹介した4つの着崩れする原因を踏まえ、着崩れしないための注意点と着崩れ防止対策についてご紹介していきます。

補正による着崩れを防ぐための注意点と防止対策

着物の補正が十分にできていないことが着崩れの原因になっている場合、次の注意点と防止対策を心がけてみましょう。

補正の注意点 着物の着崩れを起こさず綺麗に着こなそう

そもそも着物における補正とは、着物を綺麗にシワなく着こなすために、着物に合わせて、タオルやさらしなどを体に巻いて補整することです。
着崩れを未然に防ぎ、着物を綺麗に着こなすためには、着物を着用する前に体を補正するのが大切です。
また着崩れの原因で最も多いのが、補正が十分にできていないケースです。補正が十分にできていなかったり、中にはタオルやさらしを巻くのは苦しいからと、補正自体しない方もいます。
しかし補正が十分でないと、帯周辺にシワがよってしまったり胸元がぶかぶかになってしまったりと、着崩れしてしまう原因になるので注意が必要です。
補正の有無は外見からはわからないケースもありますが、補正の出来が着物の綺麗な仕上がりを大きく左右します。着慣れている方ほど、補正に気を使い表面の着物を引き立てるように着こなしています。

補正による着崩れの防止対策 策着物の補正はその人に合った補正を

着物や浴衣を着る際は、できるだけ寸胴に補正することで綺麗に着こなせます。また胸の凸凹やウエストのくびれをなくすなどの補正で、着物のヨレやシワを防いで着崩れ防止になります。
自分で着付けをする際は、タオルよりも「補正パッド」が簡単でおすすめです。補正パッドは気になる部分に巻き付けるだけなのではじめての方にも扱いやすく便利です。
ただし着物の補正は、その人に合わせ補正することが重要です。

「着物は体型のコンプレックスを隠せる?!体型別の着付けポイントを紹介」の記事はこちら

腰紐による着崩れを防ぐための注意点と防止対策

着物の腰紐がよく締められていないことが着崩れの原因になっている場合、次の注意点と防止対策を心がけてみましょう。

腰紐の注意点 腰紐はきつ過ぎず緩すぎずちょうど良い締め具合にしよう

裾が下がきてしまったり、帯が落ちてきてしまったり、腰紐がしっかり締まっていないと着崩れの原因になります。また腰紐を締める際に、きつく締めると外出中に「苦しくなる」「腹痛が不安」などの理由で、緩めに縛ってしまうケースも少なくありません。すると着物が緩んでしまい、着崩れを起こしやすくなります。
腰紐が苦しいと感じるのには腰紐を締める位置が自分の体にあっていないケースもあります。とはいえ適切に腰紐を締めるのは難しいため、レンタル着物店などで締め具合を調整してもらうと、より綺麗に着こなせて安心です。

腰紐による着崩れの防止対策 腰紐を正しく締めて着崩れ防止

腰紐を結ぶ正しい位置は「腰骨の上から臍までの間」です。くびれのウエスト部分で結んでしまうとだんだんと上にずれてしまい着崩れしてしまいます。そのため正しい位置に腰紐を結び「少しきつい」くらいしっかりと結ぶことがポイントです。
それでも苦しく、痛く感じるときには少し位置を変えて締め直すといいでしょう。もしも着付け中に緩いと感じたときは、気づいた時点で腰紐を締め直すのが重要です。

歩幅や所作による着崩れを防ぐための注意点と防止対策

歩幅や所作によって着崩れの原因になっている場合、次の注意点と防止対策を心がけてみましょう。

歩幅や所作の注意点 洋服との違いを意識しよう

多くの方が普段着る洋服とは違い、着物や浴衣は動きが制限されやすいのが特徴で、体のラインに沿っているため人の動きが着物に敏感に伝わります。そのため普段と同じように、着物で動いてしまうと、着物が体のラインに沿って動いてしまい着崩れを起こす原因になります。
綺麗に着付けをしていても、動いてるうちに裾が広がってきてしまったり、衿が開いてきてしまったりするなどの経験がある方は多いでしょう。この場合は普段のように歩く、手を大きく振って歩く、体を捻ってしまうなど、動作が大きすぎることが原因になって着崩れを起こしてしまいます。そのためまずは洋服と着物では扱いが異なる点を注意しましょう。

歩幅や所作による着崩れの防止対策 動作を控えめにしよう

着物や浴衣を着る際は歩幅を狭く、内股気味に歩くことがポイントです。そしてできるだけ腕は肩よりも上に上げないようにしましょう。肩を落とし背筋を伸ばすようにすると着崩れを防ぎ、着物姿を綺麗に見せられます。
着物を着ているときは、普段よりも動きを控えめに意識しておくと所作による着崩れを防止できます。またそうした控えめな所作が、より着物姿を引き立ててくれます。

曖昧な知識の着付けによる着崩れを防ぐための注意点と防止対策

曖昧な知識で着付けてしまうことが着崩れの原因になっている場合、次の注意点と防止対策を心がけてみましょう。

着付けの知識に関する注意点 専門的な知識のもと着付けられるか確認しよう

上記でご紹介したように、着物の補正や腰紐、歩幅や所作が着崩れを起こしてしまう大きな原因です。歩幅や所作は意識するだけで改善できますが、補正や腰紐は着物への深い理解がないと、なかなかちょうどよく補正したり腰紐を締めるのは難しいのも事実です。
実際にレンタル着物店などでは着付け専任のスタッフがいたり、着付師という職業があるように、着付けは専門的な知識が必要です。着崩れしないように着付けるためにも専門的な知識が必要で、自分もしくはご家族が専門的な知識のもとで着付けられるか確認しましょう。

着付けの知識が曖昧なことによる着崩れの防止対策 専門家に着付けを依頼しよう

レンタル着物店のスタッフや着付師などの専門家に依頼し着付けるのが、着崩れ防止のポイントです。またその人の体格や歩き方などによっても、着崩れを起こしやすいケースやそうでないケースがあります。
歩幅や所作は意識で変えられますが、体格や歩き方などはなかなか意識しても変えるのが難しいのも事実です。そうした際にも専門家に依頼し着付ければ、その人独自の体格や歩き方に合わせてアドバイスしてくれるケースがあるので安心です。

自分でできる着崩れの直し方

上記でご紹介してきたように、着崩れには原因がありそれぞれ対策方法があります。しかし着物を着て動けば、どうしても多少は着崩れしてしまいます。ここからは着物が着崩れしてしまった際に、自分でできる着崩れの直し方についてご紹介していきます。

衿元が緩んでしまったときの直し方

衿元が緩んでしまったときの対処法は長襦袢をひっぱるといいでしょう。この直し方としては着物をたくし上げ、お尻の位置辺りにある長襦袢を両手で持ち、真っ直ぐひっぱります。そうすることで衿元が整います。このときの注意点は片手でひっぱってしまうと衿元が偏ってしまうので、両手でひっぱるのがポイントです。

帯が下がってきてしまうときの直し方

帯が下がってきてしまったときは帯締めを締め直せるといいですが、直し方が分からないときにはタオルやハンカチなどの布を代用して帯の下からはさみ込むことで対処できます。そのためタオルやハンカチなど、挟める小物を持っておくと安心です。

おはしょりがたるんでしまったときの直し方

おはしょりとは、お帯の下に着物を帯と平行に畳んだ部分になります。おはしょりがシワになってしまったり、たるんでしまうなどの着崩れが起きることがあります。おはしょり部分が着崩れしてしまった場合には、まずたるんでしまった部分を帯の下に入れ込みましょう。
そしてから指を入れてつまむようにし、片手は帯がずれないよう抑えて、もう片方の手でスライドさせ余分な布を集め隠します。このときには、縫い目に沿って行うのがポイントです。

裾が下がってきてしまったときの直し方

裾が下がってきてしまったときは、おはしょりをめくり腰紐の上部分の布を少しずつ裾がいい位置になるまでひっぱります。そのあとに腰紐の結び目を一度ほどいて腰紐を締め直しおはしょりを整えることで直すことが可能です。このとき紐が緩まないように注意するのが重要です。

お尻まわりがたるんだときの直し方

着物を着る際に座ったり立ったりの動作が多くなると、腰からお尻にかけてたるみや緩みが生まれ着崩れしてしまいます。腰やお尻のあたりにたるみが生じた場合には、おはしょりをめくって腰紐の上のおはしょりを持ち、たるんでしまった部分を引き上げ腰紐に挟み込みます。
うまくできないという方は、たるんでしまった部分の真下のおはしょりをひっぱってみてください。そうするだけでも着物のたるみが取れてすっきりして見えます。

まとめ

本記事では、着物を着る際の着崩れする原因をはじめ、着崩れ防止対策、自分でできる着崩れの直し方についてご紹介してきました。事前に着崩れを防止し、着崩れしてしまったときでも自分で手直しするために、ぜひご紹介した点を参考にしてみてください。

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こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本

正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。
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