着物で秋の京都を楽しもう!自分に似合う色の見極め方とは?
2022.9.24
着物
秋になると京都観光に行きたくなりますね。紅葉が美しい庭園、落ち着いた街並みに着物を着て訪れると気忙しい毎日を忘れさせてくれます。いつでも美しい風景に触れられる京都の街、着物を着て散策してみませんか。着物を着るのがはじめての方にはおすすめの着物レンタルショップもあります。レンタル着物岡本なら宅配で自宅に届けるか、京都観光に来てからお店で着付けも可能です。観光スケジュールに合わせてお選びください。
秋に着る着物の種類
夏の薄物から袷の着物との間に着るのが「単衣」の着物です。「単衣」の着物は八掛、胴裏という裏地が付いていない着物のことです。単衣の着物を着る時期はだいたい9月頃から10月初め頃まで。最近は気候に合わせて10月半ば頃まで単衣を着る方もいらっしゃいます。正式なお茶会など昔からのしきたりを忠実に守る行事以外は、気候に合わせて単衣か袷かを選ぶといいでしょう。
単衣や袷を着る時期と合わせる小物をまとめました。気候を考慮して参考にしてみてくださいね。
秋の着物の色や柄
秋の代表的な柄には菊や紅葉などがあります。秋によく着られる柄をまとめました。この他にも、その季節の植物や風景などを着るといいでしょう。
こちらは月ごとにおすすめの柄です。季節を先取りした柄の着物でこなれ感を演出しましょう。
9月の柄 秋草や菊
秋草は桔梗、萩、撫子、女郎花、藤袴、すすき、葛です。8月の終わりから9月の始めによく着られます。月に兎やすすきなども9月によく着られている柄です。
10月の柄 葡萄や柘榴
葡萄や柘榴などは思いっきり秋を楽しめる柄です。古典的な柄からモダンなデザインまでさまざまな葡萄の柄の着物があります。ワインカラーやアースカラーの江戸小紋や色無地に、葡萄など秋の柄の帯を合わせてもおしゃれです。
11月の柄 木の葉、吹き寄せなど
木の葉や吹き寄せ、紅葉など、深まる秋をテーマにした柄の着物がよく着られます。吹き寄せは紅葉や銀杏、松葉などの葉が風で集められた様子が描かれている柄です。紅葉の葉と流水を組み合わせた龍田川文様も11月によく着られています。
自分に似合う着物コーディネートの見つけ方は?
・似合う着物の色の見つけ方
・着物と帯の合わせ方
自分に似合う着物を見つけるには試着したり実際に着てみたりして顔映りのいいものを選んでいくのが確実です。しかし、洋服と違って着る機会もそう多くないため自分に似合う着物を把握しにくいかもしれません。パーソナルカラーを参考にして着てみたい色を考えておくと、似合う着物の判断がしやすくなります。それぞれのタイプのカラーをまとめました。
・イエローベース春タイプ
暖色系で彩度が高めの明るい色
明るいブラウン、オレンジ、イエロー、ミントグリーン、コーラルピンクなど
・ブルーベース夏タイプ
少しスモーキーな淡いパステルカラー
青みのピンク系やソフトな中間色
・イエローベース秋タイプ
アースカラーのような自然の景色の中にあるような色
深みのあるオレンジ、レッド、ゴールド、ブラウン、カーキなど
・ブルーベース冬タイプ
ビビッドな原色系
黒などクールでシャープな色
着物の色をもとに帯の合わせ方も考えてみましょう。例えば、身長が低い方は着物と帯を同系色で合わせます。縦のラインを意識するとすっきりとバランスよく着こなせますよ。着物と帯を同系色にしたときは、半衿や帯揚げなどに差し色を使ってみましょう。視線を上に集めることで背を高く見せることができます。身長が高い方は大胆に柄をあしらった着物をおすすめします。着物と帯を補色にすることで背の高さを目立たせず、かつスタイルをよく見せてくれますよ。
秋の京都を楽しめるお出かけ先とおすすめのコーディネートとは?
着物を着て京都の街を歩くとSNS映えするスポットに出会えます。秋は特に見どころが多く、特別拝観やライトアップなどのイベントも楽しめます。人気スポットの周辺を散策して、誰も知らないお気に入りの場所を探すのも楽しいですよ。
季節の柄を取り入れたコーディネートで京都の街を楽しみましょう。秋は単衣から袷の着物にシフトする時期です。そのときの気候に合わせて、またはその日の気温に合わせて着物を選びます。
ここからは着物のコーディネートとともに、京都で人気の寺院やイベントを紹介します。
10月上旬
・宝厳院 特別拝観
春と秋、特別拝観の期間だけ参拝できる宝厳院(ほうごんいん)。秋は10月上旬から12月上旬まで見学できます。紅葉は少し早めですが、色づきつつある風景を楽しむことができますよ。
日中まだ暑さが残るようであれば単衣の着物を着て出かけましょう。紅葉を先取りして赤やオレンジを着物や帯に取り入れると、季節を感じられるコーディネートになります。
10月下旬
・高台寺 夜間特別拝観10/21~12/11
https://www.kodaiji.com/lightup-fall.html
・北野天満宮 もみじ苑公開 ライトアップ11/中~12/上
https://kitanotenmangu.or.jp/annual_events.php
・青蓮院門跡 ライトアップ 2022年未定
http://www.shorenin.com/info/event.html
10月下旬になると少しずつ紅葉が見られるようになります。いくつかの神社仏閣では夜間特別拝観やライトアップを開催していますよ。
夜間特別拝観など、夜のお出かけでは冷え込む時期です。袷の着物に羽織を組み合わせてコーディネートを楽しみましょう。葡萄や柘榴など秋の柄の付下げや小紋は人気です。秋らしいアースカラーの紬や江戸小紋に葡萄や柘榴の帯をコーディネートするとこなれ感が出せます。
11月上旬
・貴船神社 貴船もみじ灯篭 2022年未定
・詩仙堂
・圓徳院
https://www.kodaiji.com/entoku-in/
紅葉の時期は各地で特別拝観があります。いつもは拝観できない庭園や建物を公開している寺院もありますよ。貴重な機会に訪れてみるのもよさそうです。
普段は見ることができない景色の中で着物を楽しむことができます。ウールのアンサンブルのブームが再来しつつあります。レトロなデザインの花柄や格子柄が新鮮ですね。半幅帯や名古屋帯を合わせましょう。ウールや木綿、紬などの帯を合わせます。帯の色は思い切って反対色などメリハリがつく色を選んでも素敵ですよ。
11月中旬
・嵐山
http://www.arashiyamahoshokai.com/
・東福寺 ライトアップ 2022年未定
・清水寺
https://www.kiyomizudera.or.jp/
・南禅寺
嵐山エリアは言わずと知れた観光スポットです。常寂光寺や祇王寺など紅葉が楽しめる寺社仏閣が並びます。また嵐山では食べ歩きも楽しめますよ。人気スイーツや雑貨のショップめぐりもおすすめです。
東山エリアは南禅寺や清水寺など有名な寺社が多く、散策を楽しめます。南禅寺には琵琶湖疎水の水路閣があり、着物姿の撮影スポットとして人気です。
レトロな柄や大胆なモダンな柄の着物がよく映えます。半衿や帯締め、バッグなどの小物を差し色で遊ぶのも楽しそうです。肌寒い日はストールや羽織などで調節しましょう。
11月下旬
・龍安寺
・大覚寺 大沢池ライトアップ 11/11~12/4
・金閣寺
https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/
・天龍寺
テレビや雑誌などでもおなじみのスポットは、紅葉がきれいで見ごたえがあります。ライトアップもきれいですが、明るい時間帯でも紅葉を楽しめますよ。龍安寺や金閣寺は話題のスポットだけあり、どこを撮っても写真映えする景色です。自然の中でゆっくりとした時間を過ごしたいですね。
紅葉と相性のいい古典柄の着物はやはり京都によく似合います。紅葉や銀杏、吹き寄せなどの柄の小紋を着て秋の京都を満喫しましょう。また、大島紬や結城紬など紬の着物も街歩きにはぴったりです。寒い時期には防寒対策を万全にしましょう。羽織や着物用のケープやコートが必要になります。
秋の京都は着物が似合う
京都の秋は見事な紅葉と神社仏閣や歴史的建造物など見どころがたくさんあります。紅葉の時期はライトアップや特別拝観などイベントも盛りだくさんです。古くからの街並みを着物姿で散策するという非日常を味わってみませんか。着物レンタルがはじめての方でも、着物や帯、小物など必要なものすべてがセットされた着物レンタルショップもあります。レンタルきもの岡本着物では着物に適したコーディネートを用意しております。ご希望であれば、帯、帯締め色、帯揚げ色、襟色をご自分でコーディネートしていただけます。着物初心者にもおすすめ!プロがコーディネートした着物姿で、秋の京都を思いっきり満喫しましょう。
こちらの記事を書いたのは 正装用着物専門店 レンタルきもの岡本
- 京都のレンタル着物発祥お店、レンタル着物岡本は、京都市内の観光地近く(祇園、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社など)に7 店舗の大型店舗をもつレンタル着物専門店、成人式や結婚式、七五三など様々な行事でお気軽にご利用頂けます。