シーン別訪問着の選び方をご紹介~結婚式・卒業式・入学式・お宮参り~
2019.9.5
訪問着
結婚式の正装には和装がベスト
お子様や近しい間柄の方の結婚式において、親族として参列する場合には家紋入りの留袖が基本とされています。
しかしながら、近年では和装の機会が減っているうえ、ご自身では着付けができないといった理由から、留袖そのものをお持ちでない方が増えています。
このため、お子様の結婚を機会に急いで和装の用意をされる方も少なくありません。
とはいえ、一般的に着物は高価なうえ、家紋入りのオーダーメイドの場合には納品まで1ヶ月程度の準備期間が必要となります。
よって授かり婚といったケースで結婚式当日までに時間がない場合には、オリジナルの留袖の準備ができないこともあります。
さらに、近年では若者世代の割合が減少していることから、ひと昔前と比較して結婚式の機会が少なくなりつつあります。
実際に、生涯にわたって独身で過ごす方も増加傾向にあり、また、結婚をした場合でも式を挙げないケースが一般化してきました。
このような背景から、ご自身のお子様や甥などの式を考慮しても、親族として留袖を着る機会は稀となりつつあり、オーダーメイド品の購入に係わるコストパフォーマンスは極めて低いものとなっています。
このため、お祝いをしてくれた方々へのお礼、もしくはお子様の新生活や将来生まれてくるお孫さんへの支援などが、留袖の準備にかけるコストよりも魅力的な投資先といえるかもしれません。
現在では、一般的な紋の入った留袖もレンタルが可能で、急な結婚式であっても準備期間を心配する必要がないことから、先のような別の投資先を選択する機会がより身近となっています。
さらに、こうしたレンタル店では着付けのサービスも提供しているため利便性が高く、結婚式当日にはプロの着こなしで参列することができます。
卒業式や入学式にほかのママと差をつけたいなら
お子様の卒業式や入学式はおめでたいイベントである反面、多くのママが一同に会する場でもあり、服装の選択には気を使われるのではないでしょうか。
ほかのママよりおしゃれにかっこよく決めたいと思うのは当然の心情ですが、TPOに反していないか、もしくは周囲の視線が気になるといった相反した悩みはつきものです。
現在では卒業式や入学式に適したワンピースやスーツをレンタルする方も増えていますが、ほかのママと差をつけたい場合には訪問着がおすすめです。
訪問着は祝賀行事などの正装に該当します。
このため、社会人としてのマナーに則ったうえで、華やさを演出することが可能です。
さらに洋服と異なり、着物は体格を問わず合わせることができます。
一方で、先に挙げた洋服のレンタルにおいては、自分に合うサイズがないケースが少なくありません。
たとえば、ワンピースではサイズが一定以上に小さい、もしくは大きい場合に選択可能なデザインが限られることがあります。
この点、訪問着のレンタルであれば、着付けの際にサイズの調節が可能です。
身の丈はもちろんのこと、体格もタオルなどで補正が可能で、誰もがキレイに着られるのが訪問着なのです。
お宮参りに訪問着を
ご夫婦やご両親揃ってのお宮参りにおいても、やはり服装は和装が基本となります。
先述のとおり近年では世代が進み、年配の方であっても着物を着用する機会を持たない方が多くなりました。
おそらくは、最後に着物を着たのは成人式という方や、自宅に準備してあるのは振袖と喪服が1枚ずつのみいう方も多いのではないでしょうか。
こうしたご家庭においても、お宮参りの際には着物レンタルがおすすめできます。
一般的にお宮参りはお子様が生まれてから1ヶ月程度の時期に行うため、当日がどの季節にあたるかは赤ちゃんを授かるまでわかりません。
和装の場合、着物の色合いや絵柄を季節に合わせるのがマナーですが、レンタルであれば多様な着物が揃っているため、お宮参りの時期に適したものを選ぶことができます。
一方で、レンタルではなく赤ちゃんの誕生をきっかけに訪問着を新調する場合には、お宮参りまでに時間的な余裕がない可能性があります。
たとえば、反物を選びや採寸から全てオーダーメイドで仕立てる場合には1ヶ月ほどを要するため、準備が間に合わない可能性があります。
もし、お茶を習っているといった事情で日常的に着物にふれる方であれば、お子様やお孫さんの誕生を機に新調することもあるでしょう。
しかしながら、着物に対して敷居を高く感じる方やオーダーメイドが間に合わない場合には、利便性の高いレンタルをおすすめします。
まとめ
祝賀行事などの正装である訪問着は、さまざまな場面で活躍する服装です。
しかしながら、着物は季節や行事によって適切な絵柄などを選ぶ必要があるので、購入時にはよく検討することが必要です。
当然ながら、すべてのシーンに対応するにはかなりの費用がかかることから、長期的な使用頻度などを考慮し、上手にレンタルを利用するのもおすすめです。
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